はじめに
子供が3歳になるとそろそろ習い事を考え始める方も多いと思います。吸収力の高い3歳というタイミングで習い事を始める事はたくさんのメリットがあり、その後の成長にも大きな影響を与えます。この記事ではたくさんある習い事の中から、わが家の息子が通っている極真空手についてフォーカスしてメリットや感じたことを実体験に基づいて紹介したいと思います。
始めた時期ときっかけ
3歳からはじめた極真空手
息子の場合、3歳になった月から極真空手の道場に通い始めました。習い事や道場によって年齢で区切っているところと学年で区切っているところがあるので注意しましょう。たとえば「3歳から」というところであれば、生まれ月が関係します。「年少から」であれば、学年で見るので、早生まれの子と遅生まれの子で年齢が異なる場合があります。
息子が通っている道場は、3歳から入門可能です。息子は早生まれなので2月から通い始めましたが、その時点で4月生まれの同学年の子がすでに2人いました。
極真空手を始めたきっかけ
息子が極真空手をはじめたきっかけは、なにげなく見始めたウルトラマンの影響でした。当時2歳の息子は、土曜日の朝テレビでやっていたウルトラマンデッカーを見てなにか感じたみたいです。その後は家や保育園での戦いごっこにはまり、ある日「ウルトラマンみたいに強くなりたい」と言い出したのです。やる気を無駄にしない為にもすぐに近くにあった空手教室の体験に行ったところ、本人もやってみたいと言ったので、今の道場に3歳から入門することになりました。
習い事の選択には本人の性格や適性を見て意思を尊重して決めましょう。3歳児におすすめな他の習い事はこちら↓
3歳からの極真空手で得られる5つのメリットと安全面の配慮
稽古によって得られる身体的な強さ
極真空手の稽古は柔軟、基本稽古、基礎トレーニング、ミット打ち、組手など多様なトレーニングを行います。特に、正しい型で突きや蹴りをするためには、柔軟性、筋力、バランス感覚などが欠かせません。稽古によって多岐にわたる身体能力の向上が期待できるのが極真空手の大きな魅力の一つです。それは空手においてのみでなく、日々の生活における子供の成長を促進し、健康的な体を手に入れる助けとなるはずです。
習い始める前の息子のキックはただ足を上げるだけでフラフラという感じでしたが、今では軸もしっかりとして威力が出るようになりました。また、最初は全くできなかった腕立て伏せも、膝をついてできるようになり、だんだん普通にできるようになってきています。
精神的な成長、自己肯定感と集中力の向上
極真空手の稽古は、身体的な能力のみではなく、精神的な成長も促します。実際にコンタクトがあり痛みを伴う極真空手は、小さな子供には怖さもあります。しかし困難な課題に立ち向かい、それを乗り越える事で得られる自己肯定感は、子供の自信を高める大きな要因となります。また、日々の稽古を通じて培われる集中力は、日常生活や他の習い事にも良い影響をもたらします。
パンチやキックの痛みを知ることで保育園でお友達に手を出したりしません。道場でもそう習う様です。空手を習っているという自信で精神的にも強くなりました。
コミュニケーション能力と協調性の向上
極真空手の稽古では、パートナーとの組手や全員での型稽古も行われます。集団行動よって子供たちはチームワークの重要性を学び、協調性を身につける事ができます。また、道場で出会った新しい仲間と、ともに昇級という目標に向かって努力することで、互いの信頼関係も深まります。
失敗から得られる努力の大切さ
極真空手は勝負事ですので、必ずしも全てがうまくいくわけではありません。自分よりも強い相手に試合で負けたり、昇級審査に落ちることもあります。その過程で得られる失敗の体験や次に向かうための挑戦は、子供たちにとって大切なカテとなります。挫折を経て立ち上がる強さや、努力の大切さを学ぶことで、将来の人生においても困難に立ち向かう力を身につけることができます。
入門してから半年が経過したころに初めての試合がありました。結果は負けてしまったのですが、悔しくて大泣きし、もっと強くなりたいと言ったので今では稽古に通う回数を増やしています。
日常の稽古や試合によって身に着く礼儀作法
空手は武道の精神に基づき、礼に始まり礼に終わります。稽古の初めや終わりには必ず礼を行いますし、試合の時も相手を敬い礼を行います。正座や大きな声でのあいさつ、はきはきとした返事など日常生活におけるマナーや立ち振る舞いなども稽古を通して身に着けることができます。
安全面への配慮:正しい指導のもとでの習得
ここまで極真空手の厳しさとトレーニングについてお伝えしましたが、安全面にも非常に配慮されています。怪我を予防するための基本的な知識や技術もしっかりと教えられますし、組手の際には必ず防具をつけること、組手を無理強いしないなど、子供たちが安心して稽古に取り組める環境が整っていることが、極真空手の魅力となっています。
息子が通っている道場では、必ず組手は同じ実力同士で組まれますし、もし年上の子とする場合はプロテクターを装着します。たまに組手で泣いてしまう子もいますが、無理強いはせずに、本人がやりたいというまで待っているようです。
まとめ
極真空手は、子供の身体的および精神的な成長を得られる習い事として、多くの親たちからの支持を受けています。厳しい稽古を通じて培われるスキルや経験は、子供たちの未来においても大きな財産となることでしょう。お子さんの性格や適性を見て、習い事選びの選択肢としてみるのをおすすめします。
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